そもそもの話、どうすれば金を貯めることができるのか？
その仕組みはシンプルな算式で表すことができる。
入ってくる金 － 出ていく金 ＝ 貯まる金
すなわち、「入ってくる金」から「出ていく金」を引いた残り分が「貯まる金」となる。
そう、これは誰でも知っているごく当たり前のことだ。
だが、まずはこのことをしっかりと理解しておかなくてはいけない。
何事においても基本というのは軽く扱われがちだが、とかく金が絡むと、その傾向はさらに強くなる。
よくわかってるつもりでも、いざとなると色々な感情に目を曇らされ、理屈から外れた行動をみずから選んでしまうのだ。
たとえば、貯めたいと思いながらもついつい無駄使いしてしまった、なんてことは誰でも身に覚えがある話だろう。
その程度ならまだしも、不安や射幸心につけ込まれ、詐欺案件に巻き込まれるなんてことも他人事ではない。
だからこそ、シンプルで疑いようのないほどの確かな基準が必要だ。
コンパスを取り出して自分の進む方向を確認したり修正したりするように、玉石混交の情報あふれる社会では、より確信が持てる情報まで立ち返って考える習慣が必要なのだ。
入ってくる金 － 出ていく金 ＝ 貯まる金
少額でも金をやり繰りする時は、この単純明快な理屈をチラッとでいいから思い出してほしい。
どんな時でも、理屈に反して金が貯まるなんてことはあり得ない。
