東京のほぼ中央に位置する府中。
駅周辺には商業施設や公共機関が集まっていて生活利便性が高く、さらに文化施設も充実。
また、けやき並木や大國魂神社などの歴史的景観はシンボルとしてだけでなく、暮らしに息づいている。
今回はそんな府中の住民になったつもりで、ごくありふれた休日を疑似体験してみた。
1.まずは図書館で、読書と地元気分を。
AM 11:00。
駅から北に少し離れた府中市立中央図書館へ。
蔵書の充実ぶりに驚きつつ、サラッと読み流せそうな数冊を手に取る。
利用者の多い館内で和んでいると、自分も地域の一員かのような気分になれる。
2.住宅街、ちょうどいい公園。


PM 0:30。
図書館のすぐとなりの府中公園へ。
肌寒い12月の日中にもかかわらず、意外に人が多い。
小さい子を遊ばせるママさんや、紅葉を楽しむご夫婦、ベンチで読書する学生さんなどなど。
3.映画館のある休日。
PM 1:10。
駅前のショッピングモールへ。
軽く昼食を済ませてから、お目当てのシネコンに向かう。
歌舞伎がテーマの某“国宝“級映画の観客だろうか、シルバー層のあまりの多さにびっくり。
4.地域に親しまれる、武蔵国の総社。



PM 3:40。
大國魂神社の参道へ。
行き交う参拝客をそれとなく観察すると、近場から来ている人たちが多いみたいで、ここが地域に親しまれていることがわかる。
今回は訪れなかったが、参道の途中に府中市立ふるさと府中歴史館もある。
5.通い慣れた、駅への道。
PM 4:00。
けやき並木通りを通って、駅方面へ。
起源は江戸時代とも平安時代とも言われる長い歴史を持つけやき並木は、この時期は美しい紅葉に彩られている。
毎日ここを通り、季節の移ろいを感じながら駅や自宅に向かう生活を想像してみる。
6.最後はやっぱり銭湯で。
PM 4:10。
そのまま、通り沿いの銭湯へ。
ビル内にありながら複数のフロアにまたがっているため、面積としてはそれなりにあり、実際広々とした印象。
地元民以外でこういう場所に来る人は私くらいかと思いきや、出張帰りの会社員や遠くから友人宅に遊びに来たという人たちもいるらしいことが会話の内容でわかった。
今回も夜までゆっくり過ごしちゃいました。
感想
じつを言うと、府中には学生時代に何度も訪れたことがある。
にもかかわらず、当時は地理的なことをまるで意識していなかったため、どこがどうなっているのかについてはさっぱりだった。
今回、自分が住むことを想像しながらあちこち見て回ることで、懐かしさとともに、より親しみを感じることができた。
当時は分からなかったけど、こんなにもバランスに優れた街だったとは。
うーん、住んでみたいなあ。









