じつは都内でも穴場的な住みやすい街として知られている北区・十条。
鉄道交通の便が良く、生活インフラもバランスよく揃っているが、何と言っても駅前からのびるアーケード商店街が街全体に活気を生み出しているかのようだ。
今回は、そんな十条の住民になったつもりで、なんの変哲もない午後を仮想体験してみた。
1.まずは、古本のチェックから。
PM2:10。駅近くの大手古本屋へ。
店内は広くないが、場所的に重宝しそう。
隣には、分厚くて美味しいたい焼き屋があり、これまた重宝しそう。
2.くつろぎ感さえある、憩いの図書館。
PM2:25。駅前モール3階の図書館へ。
本棚がズラリと並ぶ一般的な図書館とは全然違う、開放感のある多目的空間。
館内での会話が可能ということもあり、憩いの場として機能しているのがよくわかる。
居心地が良くて、きっと暇さえあれば立ち寄ってしまいそう。
3.十条といえば、やっぱり商店街。
PM2:55。駅前から商店街に入る。
八百屋、総菜屋、飲食店…「さて、夕飯はどうしようか?」と、地元民になった気分で歩くのが楽しい。
店が多くて便利というだけでなく、商店街ならではの生活感あふれる賑わいがあり、歩いているだけで十条という町に親近感がわいてくる。
4.休日こそ、銭湯でしょう。
PM3:20。住宅街の銭湯に寄り道。
中はけっして広くはなく、いかにも町の銭湯という雰囲気だが、清潔感もあって好感触。
ちょっとおもしろいのが、喫茶店が併設しているというところ。風呂上がりに休めるのは地味にうれしい。
5&6.されど何かと便利なスーパー。
PM3:50。駅からは少し離れたスーパー2軒をハシゴする。
十条には大きな商店街があるとはいえ、何かとお世話になる機会は多そう。
7.通い慣れた、駅への道。
PM4:15。住宅街から駅へ向かう。
もしも十条に住むとしたら、毎日の通勤通学路には、やっぱり商店街を通るルートを選びたい。
そんなことを考えながら、今度は早朝の風景を想像しながら商店街(復路)をのんびりと歩く。
感想
今回、「地元ごっこ」の第1回目の題材として十条を選んで、結果的に正解だったように思う。
というのも、住みやすさの理由としてよく挙がる、人同士の距離の近さや連帯感みたいなものを、よそ者の私でも実際に感じ取ることができたからだ。
冒頭にも書いたけど、商店街の雰囲気が町全体に根付いてる、そんな感じ。
いやー、ちょっとホントに住みたくなっちゃいました。