駅番号:CB09 駅舎完成:2020年
1.外観



上段:「隈研吾建築都市設計事務所」による駅舎。コミュニティスペースと町役場支所からなる「交流センター」としての役割も持っている。
下段左:西側から。コミュニティスペースの部分だけが二階建てになっている。 下段右:特徴的な屋根の垂木。せり上がった屋根とうねりのある垂木の形状に躍動感をおぼえる。



上段左:東側から見た駅舎。電車乗り場から駅舎への進入路になっている。無人駅のため、入口にはICタッチ機と切符の投入箱が設置されている。その横のガラス張りの部屋は待合室。 上段右:足柄といえば足柄山。足柄山といえば金太郎。像の原画は地元高校の美術部によるとのこと。
下段:裏(北側)から見た駅舎。
2.内観


左:トイレ入口。手前が男性用、奥が女性用。その間にコインロッカーが並ぶ。 右:小山町役場足柄支所。室内が見えやすくて親近感がある。


左:コミュニティスペース入口。ガラス壁に、駅舎の見取り図が描かれている。 右:室内の天井も木材が強調されている。そのせいか、天井が視界に入りやすい構造なのに、それほど圧迫感が無い。


左:コミュニティスペースは二階構造になっていて、上下それぞれに休憩用席がある。 右:上階。本棚の裏には飲料の自動販売機もある。撮影時はたまたま無人だったが、けっして不人気というわけではない。
3.待合所

待合所エリアの軒下。木材の幾何学的な組み合わせ。それを間近で見ることができる。


左:待合室。ガラスの大窓で、線路側がよく見える造りになっている。 右:待合室のすぐ外にあるベンチ。


左:ベンチから眺めた駅前ロータリーの風景。 右:同じく乗り場方面。緑色の装置は乗車用のICタッチ機。切符用の改札機は無い。※御殿場線は支払い方法が特殊なため、事前に調べておくのが吉。
4.電車乗り場




上段:松田・国府津方面。ホームがやたらと長いが、普通列車は二両編成。
下段:御殿場・沼津方面。上下線とも、足元に乗り口案内の表示がある。
5.駅前


左:駅舎前の風景。ロータリーと、その先にコンビニと商店が見える。 右:ロータリーから見た線路側。


左:バス乗り場。 右:そこから電車乗り場も見える。いかにも無人駅らしい、のどかで美しい風景。
6.周辺施設
・宝鏡寺(ほうきょうじ)




1185年に創建された曹洞宗の寺院。当時は「善光寺」という名だったが、焼失、再建を経て1344年に現在の「宝鏡寺」に改称した。紅葉の名所で、秋に訪れる人が多いとのこと。今回うかがったときは無人だったが、そのぶん静かで荘厳な雰囲気に浸ることができた。
・嶽之下宮(たけのしたぐう)




「この辺を村人は『たいしゃく様の森』と称した。(中略)最も尊い神を奉斎した整地に村人が誤って足を踏み入れ 不敬不浄行為をなしたる時の障りを祟りと畏れ 下総の八幡しらずの森と同一視したことは かつて静岡県駿東郡誌に 竹の下八幡知らずの森 として記録されたところでもある。」 (「たいしゃく様の由来」より抜粋)
