外観で分ける、ビルの種類。高さ、外壁、形状による違い【風景鑑賞学】

コラム風景鑑賞学

ふつうに散歩しているだけでも風景の美しさを味わうことはできる。
…んだけど、知識があれば、きっともっと楽しいはず!
てことで、今回は「ビルの種類(外観)」について。

外観を基準としたビルの種類

街並みの「顔」とも言える、いろいろな種類のビル。用途ではなく、高さや形、外壁で分けると、違いが見えてくる。

1.高さで分ける

超高層ビル
・オフィスビル、マンションなど
・ガラス張りが多い
・遠くからでも目立つ。街のランドマークになりやすい

高層・中高層ビル
・数階~十数階程度のビル
・都市で最もよく見かけるタイプ
・直方体、箱型が多い

低層・横長型ビル
・1~5階程度
・商業施設や公共施設などに多い
・植物との組み合わせが見栄えしやすい
・高層ビルに比べ、圧迫感が小さい

2.外壁の特徴で分ける

ガラス・カーテンウォール型
・空や周囲の建物が映る
・光の反射によって印象が変わる
・現代的・都会的な景観をつくる

壁面・重厚型(石材やタイル、コンクリートなど)
・外壁の素材感が強い
・窓が小さく見える
・歴史的な街並みとも相性がいい

3.形状で分ける

タワー・尖塔
・上に向かって細くなる、頂部が特徴的なタイプ
・頂上や途中階に特徴的な構造物がある
・シルエットが特徴的で、街のシンボルになりやすい

段状・テラス型
・上階に行くほどセットバックして、階段状に見えるタイプ
・屋上テラスや緑地が設けられることが多い
・巨大な建物でも圧迫感を抑えやすい

曲線・特殊形状型
・直方体ではなく、曲面・斜面・複雑な形状を持つ
・複数のボリュームが組み合わさっている
・建築そのものが景観の主役になりやすい